WORK FLOW業務の流れ / 相続事務部

相続事務部の概要

相続事務部は、三菱UFJ信託銀行とお取引いただいている個人のお客さまの相続手続きを専門に行っています。具体的には、お客さまが亡くなられた時に、相続人の方などからの申出に基づき、相続人の方へ資産の承継手続きを行います。長らくお取引いただいたお客さまの資産を円滑に次の世代に引き継ぐという意味で、社会的使命の高い業務です。

相続手続きは、三菱UFJ信託銀行の各店舗でもお取扱いしています。しかし、幅広い商品知識と法律に基づく専門知識が求められるため、相続事務部に集約化した方がそのノウハウを効果的に発揮することができます。集約化により、全国のお客さまに対して高品質なサービスを均一に提供することが可能となり、最終的にはMUFGグループ全体としての顧客サービスの向上につながります。

相続事務部では、業務の生産性と正確性の向上を図るため、一連の手続きを複数のグループが分担して進めています。ただし、意識しておかなければならないのは、お客さまにとっては、相続事務部全体が一つの顔だということです。分担が分断になってはいけません。そのためには、自分の仕事だけをやっていればいいのではなく、全体の流れを考えながら、周囲とコミュニケーションを密にとり、相続事務部全体でチームワークを発揮することが求められます。
※「相続」とは、亡くなられた方の財産を受け継ぐことです。
※「相続人」とは、亡くなられた方の財産を受け継ぐ方のことです。

相続事務部の業務

相続事務部の各課の役割

相続事務第1課
テラーグループ

リモートテラーシステムや電話、または三菱UFJ信託銀行のホームページで相続人の方などからのご連絡を受け付けます。ご家族の関係や資産の承継方法をうかがい、今後の手続きの進め方や必要書類などについてご説明します。手続き開始後のお問い合わせにも対応します。

相続事務第1課
受付サポートグループ

ご連絡を受け付けるのと同時に相続受付オペレーション・各種端末照会を行い、被相続人であるお客さまとのお取引内容をすべて特定し、相続人の方にご記入いただく書類を揃え、お送りします。お取引内容や相続人の方との関係、人数などに応じて必要な書類が異なるので、高度な知識が必要です。

相続事務第2課
受入グループ

相続人の方から直接、あるいは三菱UFJ信託銀行の店舗経由で送付されてくるすべての書類を受け取り、お客さまごとに案件を管理するシステムに入力します。書類には遺言書や戸籍謄本など、極めて重要な個人情報が含まれているので、慎重に取り扱う必要があります。

相続事務第2課
事務グループ

相続人の方からご提出いただいた書類の内容を確認し、不足や不備についての説明などを行います。法定相続人の範囲を確定するために、戸籍謄本の検証も行います。この検証が不十分だと、相続内容について合意を得るべき相続人の方を見落として手続きを進めてしまうおそれがあります。

相続事務第2課
証明書グループ

相続人の方からご提出いただいた相続財産の確認および相続税申告のための残高証明書や評価証明書の作成に必要な書類の内容を確認し、不足や不備についての連絡や説明を行います。
なお、証明書の発行は相続手続きとは別に依頼されることもあります。

青山事務部
信託事務課
相続事務グループ

相続事務部の事務グループで確認作業が終了した後、名義変更、解約、振込など、相続財産の最終的なオペレーションを行います。最後に、お通帳や計算書などの書類一式を相続人の方へ送付して、相続手続きは終了となります。

青山事務部
信託事務課
証明書事務グループ

相続事務部の証明書グループで確認作業が終了した後、残高証明書や評価証明書を作成、送付します。